ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

卵を割った

二〇時すぎに横になり、こんな時間に目がさめてしまう。一時、ふだんなら、これから眠ろうというとき。眠りたいのに眠れないのは、寝つきのすこぶるよい私には珍しい非常事態だ。わけがわからないくらい疲れており、疲れているのに眠れないとはどういうわけ…

生活に飽きたら

生活に飽きた。はじめてのことだ。特定の趣味や仕事にではなく、なにか、うすぼんやりと、生活全般に飽きた。 適応障害の再来ではないだろう。ただちに取り除くべき、耐えがたい苦痛を味わっているわけではない。かつて陥った「なにもしたくない」も、食欲不…

絶対音感の功罪

私は絶対音感をもっており、ときにそのことで不便を強いられており、また絶対音感が過剰に称賛される風潮をつねづね疑問視している。という話をします。 ちょちょいと調べたところ、絶対音感というのは〈ある音を聞いたとき、その高さを、他の音との比較によ…

孤独がこわい

母の誕生日を祝いに、妹と実家に帰った。発案者はもちろん妹だ。母はたいへん喜んだ。母が嬉しがるので私も嬉しかった。猫はあいかわらず愛くるしく、二匹の仲は日増しに深まっていくようだった。一個の存在がゆるぎなくかわいいうえに、かわいいものとかわ…

きらい

「この人、私のこと好きじゃん」と、驚嘆させられる場面が少なくない。これは、私が魅力的な人格を備えているといううぬぼれの表明ではない。自己認識とのずれに驚く、という程度の意味だ。 たとえば、こちらの側では「あれほどの無礼を働いたのだから、もう…