ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

絶対音感の功罪

私は絶対音感をもっており、ときにそのことで不便を強いられており、また絶対音感が過剰に称賛される風潮をつねづね疑問視している。という話をします。 ちょちょいと調べたところ、絶対音感というのは〈ある音を聞いたとき、その高さを、他の音との比較によ…

孤独がこわい

母の誕生日を祝いに、妹と実家に帰った。発案者はもちろん妹だ。母はたいへん喜んだ。母が嬉しがるので私も嬉しかった。猫はあいかわらず愛くるしく、二匹の仲は日増しに深まっていくようだった。一個の存在がゆるぎなくかわいいうえに、かわいいものとかわ…

きらい

「この人、私のこと好きじゃん」と、驚嘆させられる場面が少なくない。これは、私が魅力的な人格を備えているといううぬぼれの表明ではない。自己認識とのずれに驚く、という程度の意味だ。 たとえば、こちらの側では「あれほどの無礼を働いたのだから、もう…

誕生日おめでとう

五月七日。二六回目の誕生日を迎え、二五歳になった。きのう「一日早いけれど」と職場の人がくれた焼き菓子や、日付が変わってすぐに届いた友人からのメッセージが、私にそのことを知らせる。周囲から教えてもらうまですっかり忘れているものだから、二六回…

ひとり暮らしの次に

新年度がはじまる。ってことは、妹が会社員をしはじめてまるまる一年経ったんだ。妹はすごい。早寝早起きで、帰宅後さっと入浴できて、あと洗濯が好きらしい。しかも、会社をやめたことがない。一年だよ。一年は長いよ。自身に適した就職先をたったいちどの…