ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

先輩の話

デートの最中に、突如として吐き気を催したかと思えば、盛大にお腹を下した。ほどなくして回復し、最愛の宇宙人にいたわられたので、いつもどおり機嫌よく帰った。ひさしぶりのごちそうで、食べすぎちゃったな。そんなことばをこぼし、見送られた。週末の夜…

夜ふかし

昼過ぎに早退する。在宅勤務の日だから、チャットにひとこと書き残してノートパソコンを閉じるだけだ。着替えて横になり、目がさめると妹はすでに寝ている。私は人が帰ってきた物音くらいでは起きない体質だ。だからといって、睡眠の質がつねに高いともかぎ…

これから

最愛の宇宙人から、内定の報告を受けた。納得と満足と安堵に包まれながら、私は彼を電話越しにねぎらった。自己アピールどころか自己紹介さえしたがらないような人だから、はじめのうちは面接をおそれていたようだが、彼の場合、誇大広告に走る必要はなかっ…

たのしくてさびしい

松任谷由実の「中央フリーウェイ」が最愛の宇宙人は好きなのだそうで、それは「たのしくて、さびしいから」だと散歩の途中で教えてくれた。正月にしてはあたたかい夜だった。「翳りのあるごきげんナンバーだよね」とか言いながら私はうなずいた。(ところで…

転職活動ふたたび

転職を決意するまでに、二ヶ月ともたなかった。試用期間内である。この堪え性のなさは、昨年ひとつめの会社を半年あまりでぬけだしたときとまったく変わらない。ただし、今回ばかりは事情がことなる。私は転職の意思をすでにちらつかせているが、だれも驚か…