ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

実家に帰らせていただきます

じゅうぶん人口に膾炙しやがて辞書に収録されるとしても、私自身がつかうことはないだろうと(現時点では)見ている表現がふたつある。「関係性」と「〜させていただく」だ。 「関係性」については、使用者のなかでは「関係」と明確に区別されており、意図を…

社内でいちばん歳は近いがいちばん社歴の長い先輩に、腹の内を五割強くらいぶちまけた。(弊社は「日本人の足を美しく見せる」靴をつくって売っている。) 自社ブランドの、私がやめるとしたら理由はこれってくらいきらいなところは、「日本人」を連呼するク…

アンフェアネス

二年あまりのあいだに三度の就職をし、ごくありふれた新卒なみに貧乏をしている私は、実家を出るまでお金に困ったことがない。首都圏の裕福な家庭に生まれ、自力で学費を払うことなく私立大学を出た。これは偶然だ。大いなる僥倖だ。 けれど、恥を忍んで書き…

下書き

歳下のアイドル 二〇代後半にさしかかり、歳下の俳優やアイドルを好くことが珍しくなくなった。歳下の成人がざらにいるようになったためだろう。私は歳下に魅力を感じないのではなく、過重な感情労働に従事する未成年を観賞したくないらしかった。「新人発掘…

語彙の簒奪

「親ガチャ」ということばが批判に晒されるのを見聞きする機会が増えた。その批判(あるいは擁護の声さえも)が誤った知識に基づいている場合というのも少なくない。すごくいやだ。 この語をとなえはじめたのは、親から深刻な虐待を受けた経験をもつ人々であ…